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NCロードスターの純正ホイールサイズはグレードによって異なります。以下は代表的なサイズです。
- NC1(前期型):16インチ(205/50R16)、17インチ(205/45R17)
- NC2・NC3(中期・後期型):主に17インチ(205/45R17)
純正サイズのメリットは、ハンドリングバランスが崩れにくく、燃費や乗り心地を大きく損なわないことです。
一方で、デザイン性の面では物足りなさを感じることもあります。
NCロードスターに人気のホイールを5つ紹介します。
①RAYS VOLK RACING TE37
軽量・高剛性な鍛造ホイールで、スポーツ走行に最適。
6本スポークホイールの代表ともいえる定番スポーツホイール。
②ENKEI RPF1
コストパフォーマンスに優れた軽量ホイール。
F1でも同じデザインのホイールが使用されたことでも有名。
NCロードスターに入れるにはコンケイブの浅いモデルが適正サイズである。
③WORK EMOTION CR Kiwami
コンケイブデザインが特徴のスポーティなモデル。
スポークが多いデザインのため、NCロードスターに装着することでブレーキが小さいのが目立ちづらくスカスカ感が隠せる効果がある。
④BBS RF
高級感のあるメッシュデザインで、洗練された印象に。
紹介した中で唯一の海外メーカーでありNCに高級感を与える効果がある。
⑤ADVAN Racing TC-4
幅広いサイズ展開とレーシーなデザインが魅力。
ライトウエイトスポーツを代表するロードスターにより一層軽量感をイメージさせるデザイン。
NCロードスターはフェンダーが比較的タイトな設計になっているため、極端にコンケイブの深いホイールは装着が難しいです。
インセット(オフセット)の調整やキャンバー角の調整を行うことである程度対応できますが、無理なサイズを選ぶとタイヤがフェンダーからはみ出し、車検に通らなくなる可能性があります。
NCロードスターに8J(リム幅8インチ)以上のホイールを装着する場合、フェンダーの爪折りが必要になることがあります。
- 7.5J +48(定番サイズ) → 基本的に爪折り不要
- 8J +45 → ぎりぎり収まるが、タイヤサイズによっては干渉の可能性あり
- 8.5J +40以下 → フェンダーの加工(爪折りや引っ張りタイヤ)が必要
無理に太いホイールを履かせると、乗り心地が悪化したり、タイヤがフェンダーに干渉したりするため注意が必要です。
ホイール交換において重要なのが「ばね下重量」です。ばね下重量とは、サスペンションより下にある部品(ホイール、タイヤ、ブレーキなど)の重量のことで、車の運動性能に大きな影響を与えます。
ばね下重量の軽減によるメリット
- 燃費の向上:軽量ホイールに交換すると、エンジンの負担が減り燃費が向上する可能性がある。
- 加速性能の向上:回転部分の軽量化によりレスポンスが向上し、よりスムーズな加速が可能に。
- ハンドリングの向上:ばね下重量が軽くなることで、サスペンションの動きが良くなり、コーナリング性能が向上。
- 乗り心地の改善:衝撃の伝達が少なくなり、路面の凹凸をより吸収しやすくなる。
ホイール重量とばね上重量の関係
一般的に、ホイールのばね下重量が1kg軽くなると、ばね上重量が約10kg軽くなったのと同じ効果が得られると言われています。つまり、軽量ホイールへ交換することで、実際の車両重量は変わらなくても、より軽快な走りを体感できるのです。
ホイール重量と燃費の関係
一般的に、ホイール1本あたり1kgの軽量化で燃費が約1%向上すると言われています。たとえば、純正ホイール(約9kg/本)からTE37(約7kg/本)に変更した場合、1本あたり2kgの軽量化となり、4本で合計8kgの削減が可能です。
燃費のシミュレーション例(※参考値)
ホイール | 重量(kg) | 燃費変化 |
---|---|---|
純正17インチ | 約9kg | 0%(基準) |
社外17インチ(軽量) | 約7kg | 約2%向上 |
鍛造ホイール | 約6kg | 約3%向上 |
このように、軽量ホイールへ交換することで、燃費や走行性能の向上が期待できます。ただし、極端に軽量化しすぎると剛性が不足し、強度の問題が出ることもあるため、バランスを考えた選択が重要です。
NCロードスターにおすすめのホイールサイズは、7.5J〜8J、インセット+45〜+50程度です。この範囲であれば、大きな加工なしで装着でき、走行性能や乗り心地のバランスも保ちやすくなります。
また、ばね下重量の軽減により、燃費や乗り心地の向上も期待できるため、ホイールの重量にも注目しながら選ぶのがおすすめです。
ホイール交換は見た目の変化だけでなく、走行性能にも影響を与える重要なカスタムです。自分の用途や好みに合ったサイズを選び、快適なロードスターライフを楽しみましょう!