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2025年02月25日
歴代ロードスターの維持費を比較!NA・NB・NC・NDのコストを徹底解説!
マツダ・ロードスターは、軽量・コンパクトなボディと爽快なオープンエアドライブが魅力のスポーツカーです。初代NAから現行NDまで、世代ごとに特徴が異なり、維持費も変わってきます。そこで今回は、筆者の経験も踏まえ歴代ロードスター(NA・NB・NC・ND)の維持費について比較し、各世代のランニングコストや注意点を詳しく解説します。購入を検討している方や、愛車の維持費を見直したい方はぜひ参考にしてください。

この記事の目次

  1. 1. 歴代ロードスターの基本スペックと特徴 ▶︎
  2. 2. 税金・保険の比較 ▶︎
  3. 3. 燃費・ガソリン代の比較 ▶︎
  4. 4. 消耗品・メンテナンス費用の比較 ▶︎
  5. 筆者のNCロードスターの維持費をご紹介 ▶︎
  6. 5. まとめ ▶︎
1. 歴代ロードスターの基本スペックと特徴

初代 NAロードスター(1989-1997)

  • 1.6L(後期は1.8L)直列4気筒エンジン
  • 最高出力:120〜130PS
  • 車両重量:940kg前後
  • クラシックなリトラクタブルヘッドライトが特徴

2代目 NBロードスター(1998-2005)

  • 1.6L / 1.8L 直列4気筒エンジン
  • 最高出力:110〜160PS
  • 車両重量:1,000kg前後
  • NAの正常進化版で、剛性向上や快適性がアップ

3代目 NCロードスター(2005-2015)

  • 2.0L 直列4気筒エンジン
  • 最高出力:160〜170PS
  • 車両重量:1,100〜1,200kg
  • 大幅なボディ剛性強化とパワーアップ

以下の記事では実際にNCロードスターの所有経験を踏まえ具体的な維持費を紹介しています。
NCロードスターの実際の維持費とは?

4代目 NDロードスター(2015-現行)

  • 1.5L / 2.0L 直列4気筒エンジン
  • 最高出力:131〜184PS
  • 車両重量:990〜1,100kg
  • 軽量化と最新技術を採用し、走行性能が向上
2. 税金・保険の比較

自動車税・重量税

世代 自動車税(1.5L/1.6L) 自動車税(1.8L/2.0L) 重量税(新車〜13年未満) 重量税(13年以上) 重量税(18年以上)
NA 34,500円 39,500円 年額8,800円
NB 34,500円 39,500円 年額8,800円
NC 39,500円 年額11,400円 年額12,600円
ND 34,500円 39,500円 年額7,500円

NA・NB・NCは古いため、車齢が13年を超えると重量税が増額され、18年を超えるとさらに上がります。

任意保険料

保険料は個人の条件によりますが、おおよその目安として

  • NA・NBは年間4〜7万円
  • NC・NDは年間5〜9万円

新しい世代ほど補償額が高くなり、保険料もやや増加する傾向にあります。

3. 燃費・ガソリン代の比較

世代 実燃費(km/L) 燃料
NA 10〜12 ハイオク
NB 10〜13 ハイオク
NC 8〜12 ハイオク
ND 14〜18 レギュラー(1.5L)/ハイオク(2.0L)

 

NDの1.5Lエンジンはレギュラーガソリン仕様で、他世代に比べて燃費が良く、燃料費の面で有利です。
また、MTモデルか、ATモデルかでも燃費の変動があります。

4. 消耗品・メンテナンス費用の比較

項目 NA/NB NC ND
タイヤ(4本) 5〜8万円 7〜10万円 6〜9万円
オイル交換(1回) 5,000〜7,000円 6,000〜9,000円 6,000〜9,000円
ブレーキパッド 1.5〜3万円 2〜4万円 2〜4万円
バッテリー 1.5〜2万円 2〜3万円 2〜3万円

 

NA・NBはパーツが豊富で維持しやすいですが、経年劣化が進んでいるため、部品交換が必要になることも多いです。NCは車両サイズが大きいためパーツ価格がやや高め、NDは最新モデルで消耗品が比較的安定していてパーツの欠品などの心配もありません。

筆者のNCロードスターの維持費をご紹介

雲海とロードスター

筆者はNC2ロードスターを所有していて、実際の維持費は以下の通りになっています。

車検費用:2年に1度約10万円(年間約5万円)
自動車税:年間4.5万円
法定点検:年に1度で約1.5万円
任意保険料:年間6万円(プランや年齢で少し変動)
燃料代:月1000キロ走行で年間約21万円(ハイオク10〜12km/L)
メンテナンス費:オイル交換やタイヤ交換(年割)で年間4万円ほど
駐車場代:月1.6万円 年間19.2万円

合計:年間61万円

この程度の維持費であれば社会人の方の維持は比較的容易であり、学生でも維持は可能な範囲だと思います。

5. まとめ

大黒ふ頭PAでのロードスターNC

歴代ロードスターの維持費を比較すると、以下のような特徴が見えてきます。

  • NA・NBは車両価格が安くリトラクタブルヘッドライトなどの特有のデザイン性に惹かれるものの、年式の古さ故突然の故障やメンテナンス費用がかさむ覚悟が必要。
  • NCは比較的に年式も新しくパワーがあり楽しいが、車両サイズが大きくなったことによりパーツ代、税金、消耗品類の費用が高い。
  • NDは最新モデルで燃費が良くデザインも最先端。維持費を抑えやすいが車両価格が高い。

 

維持費を最重視するならNDの1.5Lモデルが最適ですが、各世代にはそれぞれ魅力があります。
どの世代を維持するには費用が掛かりますが、スポーツカー類の中では維持費の負担が少ない部類です!
自分のライフスタイルや走りの好みに合わせて、最適なロードスターを選びましょう!

以下の記事では実際にNCロードスターの所有経験を踏まえ具体的な維持費を紹介しています。
NCロードスターの実際の維持費とは?