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ガソリンは劣化する?症状と長期間乗らない車の対処法
ガソリンは石油から作られた成分であり、空気や湿気に触れることで少しずつ酸化が進みます。密閉されたタンク内であっても完全に劣化を防ぐことはできず、時間の経過とともに品質は徐々に低下していくと考えられています。
一般的には、満タンに近い状態でキャップがしっかり閉まっているガソリンであれば、数か月程度は大きな問題が出にくいとされています。ただし、タンク内の空間が広い状態(残量が少ない状態)で長期間放置すると、空気に触れる面積が増えるため劣化が進みやすくなる点には注意が必要です。保管環境や気温によっても劣化の速度は変わるため、あくまで目安として捉えておきましょう。

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ガソリンが劣化すると、エンジン内部でうまく燃焼できなくなり、さまざまな不調が現れることがあります。代表的な症状としては、エンジンがかかりにくい、アイドリングが不安定になる、加速時に息つきするような感覚がある、といったものが挙げられます。
また、燃焼が不完全になることで白煙や異臭が出るケースや、燃料系統に不純物が溜まりやすくなるケースも報告されています。こうした症状が長く続くと、燃料フィルターやインジェクターの詰まりにつながり、修理費用がかさんでしまう可能性もあるため、早めの点検が大切です。
タンクに残ったガソリンの上から新しいガソリンを継ぎ足す「継ぎ足し給油」は、日常的によく行われる方法です。基本的には問題ないとされていますが、長期間放置していたガソリンの上に給油する場合は注意が必要です。
古いガソリンと新しいガソリンが混ざることで、劣化した成分がタンク内に残り続け、結果的に燃焼効率に影響することがあります。特に半年以上動かしていなかった車や、屋外に長期保管していたバイク・車の場合は、給油前に整備工場などで燃料の状態を確認してもらうと安心です。

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出張や入院、セカンドカーとしての利用など、車に長期間乗らない状況は誰にでも起こり得ます。そのような場合は、ガソリンタンクを満タンに近い状態にしておくことが一つの対策になります。タンク内の空気に触れる面積を減らすことで、酸化による劣化をある程度抑えられるとされています。
また、可能であれば月に一度程度はエンジンをかけて短時間でも走らせ、燃料や油脂類を循環させることも有効です。バッテリー上がりの予防にもつながるため、長期保管を予定している場合は事前に対策を検討しておきましょう。
エンジンのかかりが悪い、調子が悪いと感じたときは、まず自己判断で燃料添加剤などを使う前に、整備工場やディーラーに相談するのがおすすめです。燃料タンク内のガソリンの状態は目視だけでは判断が難しく、専門的な機材で確認してもらう方が確実です。
劣化が軽度であれば、新しいガソリンを追加したり、燃料系統のクリーニングを行ったりすることで改善するケースもあります。一方で、長期間放置された劣化が進んだガソリンの場合は、タンク内の燃料を抜き取って交換する処置が必要になることもあるため、無理に走行を続けず早めの点検を心がけましょう。
ガソリンは目に見えにくい部分ですが、時間の経過とともに少しずつ劣化していくものです。満タンに近い状態で保管する、長期間放置しない、継ぎ足し給油の際は燃料の状態に注意するといった基本的な対策を意識するだけで、エンジントラブルのリスクを減らすことができます。
「最近エンジンの調子がおかしいかも」と感じたら、放置せずに早めに整備士へ相談することが、愛車を長く安心して乗り続けるためのポイントです。
